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iPhone Duo:Apple 初の折りたたみ iPhone に、あなたの iPhone・iPad アプリは対応できていますか?

· 16分で読めます

10月23日、Apple は初の折りたたみ iPhone、iPhone Duo を発売します。価格は日本では364,800円(税込)から、米国では1,999ドルからです。あなたのアプリは、誰もコードに手を付けなくても、発売初日から iPhone Duo で動きます。どう見えるかは別の話です。ビルドし直していないアプリは、大きな内側の画面の上で iPhone の形をした細い列として開き、両側には黒帯が出ます。それを手にしているのは、その画面のために364,800円以上を払ったばかりの人です。

この記事は、すでに iPhone や iPad のアプリを持っている企業や創業者、これから開発を依頼しようとしている方に向けて書きました。扱うのは、iPhone Duo で何が変わるのか、「最適化」とは実際に何を指すのか、その作業にお金をかける価値はあるのか、発売時に Apple があなたのアプリを購入者の目の前に出してくれる見込みはどのくらいか、そして10月23日までに何をすべきかです。コードが読めなくても読み進められます。開発者向けの無料の技術ガイド(英語)を最後に紹介しています。

要点だけ先に。今のアプリはアップデートしなくても iPhone Duo で動きますが、互換モードでの動作になり、大きな内側の画面には黒帯が出ます。Xcode 27.1 でビルドし直せば、ディスプレイ全体と、画面の端に並ぶ新しいコントロールが使えるようになります。すでに iPad にうまく対応しているなら、下地の大半はできています。Apple のツールはすでに提供されており、App Store Connect は10月5日から iPhone Duo 向けのアプリを受け付けています。端末は10月23日に発売されます。発売時に Apple に取り上げてもらえる可能性があるのは、それまでに準備が整ったアプリだけです。

iPhone Duo の基本情報

詳細
発売2026年10月16日に予約受付開始。10月23日に70以上の国と地域で店頭発売、10月30日にさらに28の国と地域で発売。
価格日本では364,800円(税込、256GB)から。米国では1,999ドル(256GB)から3,199ドル(2TB)
画面閉じた状態で5.4インチの外側ディスプレイ、開いた状態で7.6インチの折りたたみディスプレイ
ソフトウェアiOS 27.1 を搭載して発売
マルチタスク2つのアプリの横並び表示、同じアプリの2つのウインドウ、別のアプリを使っている間も画面上部に固定されるビデオ
カメラ48MP のデュアル背面カメラと、2つの前面カメラ(うち1つは内側ディスプレイの下)。外側の画面には、撮られている人向けにライブプレビューを表示できます。
Apple Pencil年内に両方の画面で対応予定

アプリを持っている人にとって一番大きな変化は、この表には載っていません。iPhone Duo では、iOS 27.1 SDK でビルドしたアプリの画面の配置が変わります。閉じているときと、開いて横向きに持っているときは、戻るボタン、ツールバー、タブバーが画面の上下を離れ、右側のステータスバーの下に縦一列に並びます。コンテンツはその左側をすべて使え、コントロールは右手の親指の下に来ます。開いて縦向きに持つと、大きな画面はおなじみの上下のバーに戻ります。Apple のプレスリリースは、折りたたみのデザインに合わせてすでに作られたサードパーティ製アプリとして Netflix、Zoom、Slack を挙げ、写真のキャプションで4つ目の Detail を加えています。

何もしなかったら、アプリはどうなるか

iPhone Duo であなたのアプリが画面をどれだけ使えるかは、1つのことで決まります。アプリを最後にビルドしたときの Apple の開発ツール、つまり SDK のバージョンです。

アプリを最後にビルドした SDKiPhone Duo の持ち主に見えるもの
iOS 27 より前の SDK9to5Mac が compatibility mode(互換モード)と呼んでいる状態です。閉じているときは、ステータスバーとカメラが入っている帯より左側の画面を使います。開いているときは、おなじみの iPhone の大きさと形のまま7.6インチの画面の中央に置かれ、両側に黒帯が出ます。
iOS 27 SDK右側のステータスバーの帯を除いた、内側の画面全体。コントロールはいつもの上下のバーに残ります。
iOS 27.1 SDK(Xcode 27.1)端から端まで、ディスプレイ全体。標準のナビゲーションボタンとツールバーのボタンは、ステータスバーの下の列に移ります。
開いた iPhone Duo に表示されたアプリのイラスト。古い SDK でビルドしたアプリは、画面中央の iPhone サイズの列に収まり、両側に黒帯が出ます。Xcode 27.1 でビルドし直すと画面いっぱいに広がり、コントロールは右側の列に並びます。
Apple の iPhone Duo テックトークをもとにしたイラストで、スクリーンショットではありません。iOS 27 SDK より前に最後にビルドされたアプリは、開いた画面でも iPhone の形のままで、その真ん中をまっすぐ折り目が通ります。

動くことと、きちんと見えることは別物です。7.6インチの画面では細い列はバグにしか見えず、それを最初に目にするのは、大きな画面のためにお金を払った人たちです。発表当日の AppleInsider の見出しは率直で、アップデートしなければアプリはひどい見た目になる、と言い切っていました。記事の中の補足は公平です。外側の画面ではそれなりに表示され、見栄えが悪いのは開いたときの内側の画面だ、としています。

ビルドし直せば終わりというわけでもありません。画面全体を使えるようになったアプリは、端末を開く、閉じる、回転させる、折り曲げるたびに、その場でサイズを変えなければなりません。問題が出るのは、固定の幅や1つの向きを前提に作られた画面です。ボタンが画面の外に押し出される、文字が重なる、画像が引き伸ばされる、といった形で現れます。

36万円を超えるスマートフォンに最適化する価値はあるのか

もっともな疑問です。しばらくの間、iPhone Duo が iPhone 市場に占める割合は小さいままです。

最初に買うのが誰かを考えてください。364,800円からという価格なので、初期の持ち主の多くは、アーリーアダプターか、仕事のかなりの部分をスマートフォンでこなしている人たちでしょう。新しいアプリを早くから試し、頼りにしているソフトウェアにはお金を払うことに慣れています。あなたのビジネスがサブスクリプションやプロのユーザーで成り立っているなら、まさに良い印象を与えたい相手です。

次に、発売そのものがあります。新しいハードウェアが出るときは、Apple も、メディアも、購入者も、その端末を引き立てるアプリを探しに行きます。そこで Apple が果たす役割については、下で1つの節を割いています。初日に準備ができているアプリは見てもらえます。黒帯の出るアプリは、ユーザーに競合を試す理由を与えてしまいます。

この作業は、この1台以外でも元が取れます。同じ柔軟なレイアウトは、iPad でも、Mac の iPhone ミラーリングのウインドウ(macOS 27 で初めて新しい縦横比にサイズ変更できるようになりました)でも、Apple が次に出すどんな画面サイズでも使えます。折りたたみ端末が出るずっと前から、どんな画面にも合うレイアウトが必要だったアプリはたくさんあります。iPhone Duo でそこに期限がつき、Apple も期限を決めています。2027年4月からは、App Store Connect にアップロードするすべての iPhone アプリを iOS 27 SDK 以降でビルドする必要があるので、どのみちビルドし直すことになります。

ユーザーが36万円を超えるスマートフォンを持っていそうにないなら、後回しにしてかまいません。子ども向けアプリ、無料のカジュアルゲーム、広告で成り立っているユーティリティなどです。下で説明する基本のアップデートだけ済ませて先に進み、大きな作業は後に取っておいてください。

「iPhone Duo に最適化」の意味を4つのレベルで考える

すべてのアプリに全部が必要なわけではありません。レベルに分けて考え、どこまでやるかを決めるとわかりやすくなります。

レベルユーザーが得るもの必要なアプリ
1. 基本画面いっぱいに表示され、端末を開く、閉じる、回転させる、折り曲げるたびにきれいに対応する。すべてのアプリ
2. ネイティブらしい操作感ツールバーとタブが正しく横に移り、ボタンが折り目にかからず、大事なものがオーバーフローメニューに埋もれない。ツールバーかタブバーのあるすべてのアプリ
3. 大画面向けのレイアウト内側の画面が、引き伸ばしたスマートフォン以上のものを見せる。リストとその詳細の横並び、サイドバー、折り目に反応する2つのペイン、他のアプリと並べる Split View。コンテンツ、生産性、ビジネス、メディア、プロ向けのアプリ
4. Duo 専用の機能ほかのスマートフォンにはできないこと。撮影中に外側の画面に出すプロンプターや「配信中」の表示、ビデオ通話やレシピ、ワークアウトのためのテーブルトップモード、ヒンジを使った操作、Apple Pencil への対応。カメラ、ビデオ、クリエイティブ系のアプリと、紹介されたいすべてのアプリ

レベル1は、アプリを Xcode 27.1 でビルドし直し、Apple の iPhone Duo シミュレータで動かすところから始まります。シミュレータは Xcode 27.1 に含まれていて、仮想の端末を開く、閉じる、回転させる、折り曲げることができます。Xcode 27.1 のコーディングアシスタントには専用のスキルもあり、「get my app ready for iPhone Duo」と頼むと、サイズ変更でよくある問題をプロジェクトから探してくれます。Apple によると、大半は見つかりますが、すべてではありません。Apple の標準コンポーネントで作ったネイティブアプリなら、作業の大半は確認で、あとは的を絞った修正がいくつかです。幅が固定された画面や、ナビゲーションを独自に描いているアプリは時間がかかります。縦向き固定のアプリも同じです。内側のディスプレイは、アプリが対応をうたっている向きを無視するからです。

目に見える仕上がりの大部分は、レベル2で決まります。標準のツールバーとタブバーはシステムが自動で横に移しますが、結果は細部しだいです。テキストのボタンやセグメントコントロールのように列に収まらない幅の項目は、上部のバーに残す前提になっていて、それを項目ごとに決めるのは開発者です。オーバーフローメニューに押し出された項目はアイコンとタイトルの両方を表示するので、どのボタンにも両方が必要です。スペースが足りなくなったときにどのボタンが一番大事かを、アプリからシステムに伝える必要もあります。開発者が一から作ったバーは、まったく移動しません。

レベル3は、技術の判断であると同時にプロダクトの判断でもあります。内側の画面では、Apple 自身のアプリはリストとその詳細を横に並べたり、タブバーをサイドバーに置き換えたりしています。本のように半分折ると、ヒンジが画面を別々の領域に分けます。テーブルに立てて置く場合、Apple は上の領域を少し離れて見るコンテンツに、下の領域を手で触れるコントロールに使うよう勧めています。デザインガイドラインには、操作できる要素をカーブにかからないように置くこと、とあります。折り目にボタンを置くのは間違いだ、ということを丁寧に言うとこうなります。

レベル4は、目に留まるためのものです。Apple 自身のカメラ機能は、外側の画面を使って、ポーズをとっている人にライブプレビューを見せたり、子どもの注意を引くためにピーナッツのアニメーションを流したりします。あなたのアプリも、自分のコンテンツで同じようなことができます。Apple の編集者に書く材料を与えるのは、このレベルです。

発売日に Apple はあなたのアプリを紹介するのか

期待してよい理由はあります。Apple には、新しいハードウェアに対応したアプリを後押しする習慣があるからです。2017年11月、iPhone X 発売の前日に、App Store は「Great on iPhone X」というセクションを開き、新しい画面に対応済みのアプリを並べました。Citymapper、CARROT Weather、Netflix などです。2024年に Apple Vision Pro が発売されたときは、その前日に Apple のニュースルームが、専用に作られた600本を超えるアプリとゲームを発表しました。iPhone Duo のプレスリリースも、すでにこの流れに沿っています。

注意点が2つあります。Apple は App Store に iPhone Duo のセクションを設けるとは発表していません。ただ、準備のためのページでは、アプリが iPhone Duo に最適化されていることを Featuring Nomination で伝えるよう開発者に求めています。強いヒントではありますが、約束ではありません。もう1つ、プレスリリースの枠はもう埋まっています。そこに名前が出たアプリは、9月9日よりずっと前から準備されていました。まだ開いているのは App Store そのもので、端末が人々の手に渡ってから Apple の編集者がまとめる Today タブのストーリー、コレクション、バナーがそれにあたります。そこで検討されるには、編集者が選んでいるときに最適化版が公開されていなければなりません。10月23日当日か、それにごく近い時期ということです。内側の画面に黒帯が出るアプリは、ほかの点がどれだけ良くても候補になりません。

見込みは普段より高くなります。理由は単純で、候補の数が少ないからです。普段なら、あなたのアプリは1日6本の Today タブのストーリーを争う約250万本のうちの1本です。10月23日の週に iPhone Duo のストーリーの候補になるのは、Xcode 27.1 が出てからの数週間でビルドし直され、テストされたアプリです。その数は Apple の外の誰にもわかりませんし、私もわかるふりはしません。それでも、規模の大きさより早さがものを言う、数少ない週の1つです。

ビルドが完成する前に、Apple に伝えておきましょう。2024年から、App Store Connect には Featuring Nominations があります。アプリのローンチ、新しいコンテンツ、アプリの改善のいずれかを推薦できるフォームです。iPhone Duo 対応のアップデートに合うのは、最後の「アプリの改善」です。これについての Apple の2つのページは、何週間前に知らせるべきかで食い違っています。一方は少なくとも2週間前を求め、より広く検討してもらうには最大3か月前を勧めています。もう一方は最低3週間を推奨しています。3週間で計画してください。10月23日に出すアップデートなら、10月2日までに送る必要がありました。その日を過ぎていても、送ってください。Apple の iPhone Duo 準備ページは、Helpful Details の欄で、アプリが iPhone Duo に最適化され、すべての持ち方に対応していることを伝えるよう求めています。推薦には TestFlight の公開リンクを含めて最大5つのリンクを付けられるので、編集者は公開前に iPhone Duo 版を試せます。iPhone Duo で、以前はできなかった何ができるようになったのかを、具体的に数文で書いてください。

Apple は、編集者が重視する点を公開しています。ユーザー体験、デザイン、革新性、独自性、アクセシビリティ、ローカライズ、そしてプロダクトページです。Apple による革新性の定義「独自の問題を解決する新しいテクノロジー」は、良いレベル4の機能の説明のように読めます。アクセシビリティとローカライズはただの作業なので、確実に満たせる基準はこの2つです。10月5日から、App Store Connect は iPhone Duo 用のスクリーンショットと App プレビューを受け付けており、新しいプレビューツールでは iPhone Duo 上のプロダクトページを確認できます。2027年4月からは、すべての申請に iPhone Duo のスクリーンショットが必要になるので、今のうちに用意しておく価値があります。同じく年内に予定されている Apple Pencil への対応は、メモアプリや描画アプリにとって2度目のチャンスになります。

期待は正直に見積もっておきましょう。紹介は一時的な山で、たいていはとても良い1週間です。持つ価値があるのは、あとに残るもののほうです。その週が終わってからも積み上がっていくダウンロードと評価です。10月23日に準備ができていても、それだけで紹介されるわけではありません。Apple が選べるリストに載るだけです。そしてその日、そのリストは短いはずです。

iPad アプリがすでにあるなら、一歩先にいます

アプリがすでに iPad でうまく動いているなら、大変な作業のかなりの部分は終わっています。開いた iPhone Duo の内側の画面は、iPad と同じく幅も高さも regular のサイズクラスを返すので、サイドバーや分割ビューのように、そのサイズクラスに応じて変わるレイアウトはそのまま引き継がれます。Apple はまた、iPad で複数のウインドウに対応しているアプリは iPhone Duo でも対応すると明言しています。違いは1つだけで、外側の画面では新しいウインドウを開けません。

それでも注意が必要な点が3つあります。iPhone Duo で動くのはアプリの iPhone 版で、iPad 版ではありません。そして閉じたときの外側の画面はスマートフォンなので、スマートフォンのレイアウトが使われ、そこでもコントロールは横に移ります。コードが「端末が iPad だから」という理由で iPad のレイアウトを選んでいるなら、iPhone Duo でそのレイアウトが使われることはありません。レイアウトは端末の名前ではなく、使える広さに合わせて決める必要があります。最後に、iPad には折り目がありません。画面の真ん中にあるものは、端末を半分開いたときに折り目にかかります。

新しいアプリを計画中なら、最初からすべての画面に向けて作る

  • 端末の一覧ではなく、2つの幅に向けてデザインすること。スマートフォンサイズの画面向けの compact なレイアウトと、大きな画面向けの regular なレイアウトがあれば、iPhone、iPad、iPhone Duo の両方のディスプレイをカバーできます。
  • Apple の標準のナビゲーションを使うこと。Apple のネイティブコンポーネントで作ったアプリは、画面の端に並ぶコントロールも新しいシートの動作も、追加の作業なしで手に入ります。自分で作ったバーには、どちらも適用されません。
  • フレームワークが何を自前で描いているかを確認すること。クロスプラットフォームのフレームワークの中には、ナビゲーションバーを独自に描くものがあり、iOS の自動的な動作が適用されません。フレームワークが追いつくのを待つか、個別の対応にお金を払うかのどちらかになります。ネイティブとクロスプラットフォームの比較については別に書いています。
  • リリースごとに、iPhone Duo でのテストを1回分、予算に組み込むこと。シミュレータがあれば、出荷前にすべての持ち方(開閉、向き、半開き)を試しても費用はほとんどかかりません。
  • カメラ、ビデオ、コンテンツ制作に関わるアプリなら、両方の画面を使う体験を1つ計画すること。Apple の編集者が探すのはそこです。

スケジュール:10月23日までにやること

日付起きることやること
現在Apple の iPhone Duo テックトーク6本と Designing for iPhone Duo ガイドラインが公開済み今のリリースがどの SDK でビルドされたかを確認し、サイズが変わると壊れやすい画面を洗い出す
9月18日iPhone Duo シミュレータ入りの Xcode 27.1 ベータが公開すべての持ち方でアプリを動かし、壊れたところを直す
10月2日発売の3週間前。Apple が Featuring Nomination に勧める期限過ぎていても、推薦は送る
10月5日App Store Connect が、Xcode 27.1 で作ったアプリと iPhone Duo のスクリーンショットおよび App プレビューの受け付けを開始。新しいプレビューツールで iPhone Duo 上のプロダクトページを確認できるテストが済み次第アップデートを申請し、iPhone Duo のスクリーンショットをアップロードする
10月16日予約受付が始まり、発売関連の報道が増えるアップデートの承認を済ませ、公開を待つだけの状態にしておく
10月23日iPhone Duo が70以上の国と地域で店頭発売最適化版が App Store で公開されている状態を目指す
10月30日さらに28の国と地域で発売iPhone Duo ユーザーからの最初のレビューとクラッシュレポートを読む
2027年4月アップロードするビルドは iOS 27 SDK 以降で作る必要があり、申請には iPhone Duo のスクリーンショットが必須になる発売時に対応しなかった場合の期限

Apple は申請の締め切りを設けていません。App Store Connect は10月5日から Xcode 27.1 で作ったビルドを受け付けており、Apple は同じ日の告知で、iPhone Duo に最適化したアプリを今すぐ申請するよう呼びかけています。App Review にも時間がかかるので、テストが終わったらすぐに申請し、公開は発売日まで保留してください。これがうまくいく理由は、App Store の審査期間についての記事で説明しています。

開発者に訊くべき10の質問

  1. 今のリリースは、どのバージョンの Xcode と iOS SDK でビルドされていますか?
  2. iPhone Duo シミュレータで、閉じた状態と開いた状態、縦向きと横向き、半分折った状態でアプリを動かしてみましたか?
  3. 固定の幅、1つの向き、特定の端末を前提にしている画面はありますか?
  4. ツールバーとタブバーは Apple の標準コンポーネントを使っていて、自動で横に移りますか?
  5. ツールバーのボタンにはすべて、アイコンとテキストのラベルの両方がありますか?
  6. スペースが足りなくなったとき、どのボタンから先にオーバーフローメニューに入りますか。その順番で正しいですか?
  7. 端末を半分開いたとき、折り目にかかるボタンや重要なコンテンツはありますか?
  8. メイン画面は7.6インチのディスプレイでどう見えますか。引き伸ばしたスマートフォンですか、それともきちんとした2ペインのレイアウトですか?
  9. Split View で別のアプリの隣に置いたとき、右側でも、コントロールが左端に移る左側でも、アプリはきちんと動きますか?
  10. カメラやビデオの機能では、どちらの前面カメラを使っていますか。外側の画面に何か表示していますか?

各質問の裏にある API とデザインのルールは、私が無料で公開している技術ガイド Preparing Your App for iPhone Duo(英語)で、開発者の方が確認できます。Apple の iPhone Duo テックトーク6本の内容をまとめたものです。

私が手伝えること

私は2008年からネイティブの iOS アプリを作ってきました。これまでに7つのプラットフォームで21本のネイティブアプリを作り、ストアでのリリースは47回になります。すべて私が自分で作って公開したもので、iOS 開発者のページで見られます。

10月23日の前にセカンドオピニオンがほしい場合は、水曜日の枠を予約してください。アプリにどのレベルが必要かを見極めるなら、無料の20分の通話で十分です。1時間の診断では、上のチェックリストに沿ってアプリを一通り確認します。30日以内に丸1日の作業を予約していただければ、診断の料金はその代金に充当します。

iPhone Duo のよくある質問

アップデートしなくても、私のアプリは iPhone Duo で動きますか?

動きます。iOS 27 より前の SDK でビルドされたアプリは、互換モードで動作します。iPhone の縦横比を保ったまま、大きな内側の画面では中央に置かれ、両側に黒帯が出ます。Xcode 27.1 でビルドし直せば、アプリはディスプレイ全体を使えます。

iPhone Duo の発売日と価格は?

2026年10月16日に予約受付が始まり、10月23日に70以上の国と地域で発売されます。価格は256GBモデルで、日本では364,800円(税込)から、米国では1,999ドルからです。

iPhone Duo 専用のアプリを別に作る必要はありますか?

ありません。iPhone Duo では既存の iPhone アプリが動きます。その同じアプリをアップデートして、両方の画面に対応させます。

アプリはすでに iPad に対応しています。それで十分ですか?

かなり有利なスタートです。開いた内側の画面は、iPad と同じく幅も高さも regular を返すからです。ただし、動くのはあくまで iPhone アプリなので、小さな外側の画面、横に移るコントロール、そして折り目は確認が必要です。

iPhone Duo を買わずにテストできますか?

できます。Xcode 27.1 には iPhone Duo シミュレータが含まれていて、仮想の端末を開く、閉じる、回転させる、折り曲げることができます。

Apple は iPhone Duo 向けに作られたアプリを宣伝しますか?

過去の発売ではそうしてきました。2017年には iPhone X 発売の前日に App Store が「Great on iPhone X」というセクションを開き、Apple Vision Pro の発売前には、専用に作られた600本を超えるアプリを Apple が発表しました。iPhone Duo のセクションは発表されていませんが、Apple の準備ページは、iPhone Duo 対応のアップデートを Featuring Nomination で推薦するよう開発者に求めています。候補に入るには、10月23日までに最適化版を公開し、App Store Connect でできるだけ早く推薦を送ってください。

iPhone Duo は Apple Pencil に対応していますか?

対応します。Apple によると、Apple Pencil(USB-C)が年内に両方の画面で使えるようになります。メモ、描画、マークアップのアプリには、新しい利用者層ができることになります。

出典